'96 Formula Nippon 第1戦 鈴鹿Round1
1 19 星野 一義 カルソニックIMPUL ローラT96/95 MF308 2 8 中野 信治 avex 童夢 無限 F104i MF308 3 25 ラルフ シューマッハ ルマン レイナード96D MF308 4 21 ミハエル クルム 神奈川クリニックSTELLAR レイナード95D MF308 5 9 ペドロ デ ラ ロサ SHIONOGI NOVA ローラT96/51 MF308 6 55 金石 勝智 FUNAI SUPER AGURI レイナード95D MF308 Fastest Lap ミハエル クルム(神奈川クリニックSTELLAR) 1'46.278 on 32 Lap
●レース観戦トピックス(選手の皆さんの敬称略です。ごめんなさい。) 4月27日(晴) ・晴れわたる鈴鹿サーキット。昼はシャツ1枚でも大丈夫なほど暖かく、絶好のモー タスポーツ観戦日和。風は強い。 予選日だが観客数は結構多い。Formula Nippon効果? ・予選後半は日本人若手とベテランの激しい戦いになった。その中でも、高木は予選 2位の中野に1秒近くの差をつけてトップ! コーナリングスピードの高さ、コーナへ の鋭い進入が目立っていた。(予選順位:高木、中野、鈴木、星野、クルム、光貞) 残念ながら中盤でスピンし、赤旗の原因になった山田が予選落ち。 シューマッハ、光貞、羽根もスピンしていた。 ・スペシャルステージでは、予選よりトラックスピードが落ちているようだった。 光貞、クルム、星野までは順位どうり進んだが、鈴木、中野がタイムが伸びずに順 位を落とす。星野はタイヤを日なた干しにしたりして、うまく使ったようだ。 しかし最後に高木が出てきて、アタック2周めにトップタイムを出しポール獲得。 盛り上がった予選だった。 (SS順位:高木、星野、クルム、中野、鈴木、光貞) ・この日はその他、クラシックカーのパレード、ブルーインパルステスト飛行、童夢F 1デモ走行、観月ありさ来場の映画試写会(7月7日晴れ)、花火大会など盛りだくさん の一日だった。映画のStaff Rollの後、サーキットの照明が消えて、ドリカムの音 楽と合わせたように花火が上がった時はちょっと感動! 目の前で見た(ちょっと距 離はあったけど)観月ありさもかわいかったです。(^^) これらが毎年、開幕戦のイベントになったらいいなー。 4月28日(晴) ・今日も暑い。昨日より暑いのではと思うほど。風は相変わらず強め。ストレートで は追い風になっているようだった。 ・フリー走行では服部がトップタイム! 中野、シューマッハも上位につけ、決勝での 活躍が期待出来る。 ・PIT WALKは毎度のことながら人が多かった。PIAA NAKAJIMAやNAVI CONNECTION、LeM ansの所は黒山の人だかり。マシンの写真取るために最初に走って行っといてよかっ た。鈴木亜久里もFUNAI SUPER AGURIの所に来てました。(スーツ姿だった) その他、クラシックカー、NASCAR、童夢F1のデモ走行、ブルーインパルスの飛行が 行われていた。 ・決勝のスタートはちょっと波乱があった。予選6位の光貞がフォーメーションラッ プで少し遅れた。そのあと自分のグリッドにつけたが、赤旗中断。光貞は最後尾に まわされる。5分後に1周減算でスタート。 スタートは高木とクルムと星野が牽制し合っているうちに、中野がPit出口をかす めるように飛び出しトップを奪う。高木のスタートはあまりよくなかったようだっ た。高木はすぐにクルムをスプーン入り口!でかわし、星野に追随する。中野は2位 との差を広げていく。その後、高木はシケインで星野のアウトに並びかけ、星野を ぬき去る。高木のオーバーテイクの鋭さに驚かされた。高木は徐々に中野との差を 詰める。中段では、服部、シューマッハ、鈴木、山本などが接近戦を繰り広げる。 この辺はかなり白熱していたが、シューマッハ、服部が徐々に順位を上げていた。 高木のチームメイト黒沢は予選でのトラブル(ほとんど走ってなかった)が解消した のか序盤はどんどん順位を上げていたが、中段に追いつく前にスピードが鈍ってい き、Pitでリタイアした。 高木は中野に追いつき、あちこちで牽制するが抜くことはできない。高木のマシン はコーナーは路面に吸い付いているかのように早いが、メインストレートでは中野 に追いつくことが出来ないようだ。中野のミスに乗じてラインを変えてオーバーテ イクしようとしたり、シケインでコースアウトしかけるほどの飛び込みで抜こうと していたがブロックされ抜けない。2人のバトルに星野も接近していく。 このバトルは終盤、シケインで残念な決着が付いた。高木が中野のリアに追突し、 中野はスピン。高木はリアサスを中野のマシンに乗り上げたショックで壊しリタイ アしてしまう。中野は再スタートをきるが、冷静に2人をかわした星野がトップに 立つ。そしてトップのまま優勝! 星野の冷静さがレースを制した。 中段の争いは、シューマッハとずっと一緒に走っていた服部がマシントラブルで脱 落! 鈴木もマシントラブルからS字で止まる。その後、クルムがシューマッハを猛 追し詰め寄るが及ばず、見事シューマッハが表彰台を手に入れた。去年F3で圧倒的 な強さを見せたロサが5位、チームメイトの本山と一緒に走っていた金石が6位に入 った。
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