'96 Formula Nippon 第1戦 鈴鹿Round2

1 24 服部 尚貴 ルマン レイナード96D MF308 2 19 星野 一義 カルソニックIMPUL ローラT96/95 MF308 3 1 鈴木 利男 かもめサービスIMPUL ローラT95-52 MF308 4 25 ラルフ シューマッハ ルマン レイナード96D MF308 5 9 ペドロ デ ラ ロサ SHIONOGI NOVA ローラT96/51 MF308 6 64 高木 虎之介 PIAA NAKAJIMA レイナード96D MF308 Fastest Lap 中野 信治(avex 童夢 無限) 1'45.825 on 35 Lap
ドライバーズ・ポイント(ポール,ファステスト,ウィン,完走合計) 1 25 ラルフ シューマッハ 40 (2,0,3,7) 2 24 服部 尚貴 38 (1,0,2,9) 3 19 星野 一義 31 (0,0,1,6) 4 64 高木 虎之介 25 (4,1,2,4) 5 10 ノルベルト フォンタナ 22 (0,3,1,6) 6 8 中野 信治 17 (0,2,0,8) 7 65 黒澤 琢弥 10 (0,0,0,9) 8 55 金石 勝智 9 (0,1,0,5) 8 56 本山 哲 9 (0,0,0,8) 10 7 影山 正美 8 (0,0,0,6) 11 1 鈴木 利男 7 (1,0,0,8) 11 9 ペドロ デ ラ ロサ 7 (0,0,0,7) 13 21 ミハエル クルム 4 (1,2,0,6) 14 5 マルコ アピチェラ 3 (0,0,0,8) 14 20 アンドリュー.G.スコット 3 (0,0,0,4) 16 2 山本 勝巳 1 (0,0,0,4)

●レース観戦トピックス(選手の皆さんの敬称略です。ごめんなさい。) 9月28日(晴れのち曇り) ・9月の終わりともなれば朝晩と昼の温度差が結構あり、長袖シャツ1枚では寒い。 午後は用意していたトレーナーを着て観戦した。 ・朝のフリー走行では童夢の中野が絶好調。終盤になるまでトップタイムをマークし ていた。山本もいいタイムを出していたので予選は童夢勢が活躍するのでは?と思 った。 ・ところが、予選が始まってみると中野のタイムは全然上がらない。どうやら何かト ラブルらしい。変わって前半好調なのが影山正彦。30分くらいは1位の順位を保っ ている。中盤から星野、鈴木が順位を入れ替えながらトップを奪い合う。シューマ ッハ、服部は6位内にタイムが出ていない。PIAA NAKAJIMAの2人も4〜6位のタイム。 ・残り10分で、服部、高木がいいタイムを出してきた。しかし、星野、鈴木には1歩 及ばない。シューマッハはまだ出てこない。トラブルか? ・残り5分でシューマッハが出てくる。この時間では1発勝負の走りしかできない。し かしなんと最後の周で3位のタイムをたたき出す。その結果黒澤がトップ6から滑り 落ちてしまった。最終周でベストタイムを出し6位があっという間に変わっていく 見ごたえある予選だった。ただ、なんとかチャンピオン争いに残りたいはずのフォ ンタナは、かなり後方からのスタートになってしまった。 ・結局暫定ポールは服部。続いて星野、ラルフ、高木、鈴木、デ・ラ・ロサ。 ・スペシャルステージは気温も下がり、かなり寒くなっている。デ・ラ・ロサ、鈴木 は順当に決まったが、星野は順位を落とす。そして高木は3位に。 ・ルマンの2人。この二人は年間ランキング1,2位なので、注目が高まる。まずはシュ ーマッハがトップタイムを出し、服部を待つ。服部は5周目130Rまでシューマッハ を上回るタイムを出していて盛り上がったが、最後ストレートに帰ってきたときは 上回っていなかった。場内放送ではシケインでギアの調子が悪かったらしい。シュ ーマッハが予選に出てこれなかったのもギアが割れるトラブルだったこともあり、 少し不安が残る。とはいえ、明日の決勝が楽しみな予選順位となった。 9月28日(曇り) ・今日も寒く、天気も悪いが雨が降りそうな感じはない。長袖シャツに上着を一枚来 て観戦した。 ・ウォームアップで好調なのは、昨日調子悪かった中野、本山、アピチェラ。レース セッティング?というようなタイムを出していた。一方、服部はタイムが上がらな い。マシンにちょっとしたトラブルが出た模様。 ・F3の決勝はスタートから波乱。チャンピオン争いの脇坂寿一、山西、コロネルが1 コーナーで接触。山西がフロントウイングを失う。これでチャンピオン決定かと思 われたが後続でも接触があり赤旗中断。再スタートとなる。 ・再スタートでは山西がトップを奪い、脇坂寿一は遅れてしまう。結局、山西が優勝 し最終戦へともつれ混んだ。 ・ピットウォーク中にNASCARのデモランがあり、土屋、福山がドライブ。抜きつ抜か れつの走りをしたあと、最後はタイヤマークを残す加速を見せてくれた。ほんとに 大馬力の片鱗を見せてくれた。 ・Formula Nippnのスタートのほうは特に接触等はなかったが、シューマッハが遅れ5 位に沈む。うまく飛び出したのは服部で1コーナーで、なんとか前に出ておきたい 高木を押え込む。星野が後を追うが、服部は1〜2秒間隔からなかなか近づかない。 ・上位陣はオープニングラップの星野と4位鈴木のバトル以外は特に変動はない。気 になる点といえば、シケインのブレーキング時に服部のマシン後方からうっすらと 煙が見える点。 ・中段は大接戦。黒澤、影山兄、山本、アピチェラと予選失敗したフォンタナ、中野 とクルム、影山弟、本山などがバトルを繰り広げる。特にフォンタナ、中野の二人 の追い上げは目立っていた。接近戦という意味では8〜12位くらいのバトルはミス したらすぐに順位が変わる緊迫感と面白さがあった。 ・上位陣は1,2,3位が1秒程度の等間隔。なかなかスリップに入って抜くことはできな い。それからちょっと空いて鈴木、シューマッハの争い。シューマッハは次第にペ ースが上がってくるが、鈴木に並びかけるまではいかない。 ・中段グループでは、うまく黒澤を抜いた影山兄を除き、黒澤が後続を押え込んでい る。山本がシケインでインに飛び込むもアウトから押え込んで抜かせない。一度接 触をして黒澤との間隔が開く。数周後、今度はシケインでフォンタナが山本に追突 、クルムが行き場の無くなったフォンタナの動きに巻き込まれサンドトラップに追 い出されリタイア。また本山はデグナーでリタイア、アピチェラ・影山弟もトラブ ルでピットへ。 ・終盤130Rで高木が星野に抜かれてシケインへ帰ってくる。その周のシケインからの 立ち上がりが鈍い。エンジン音も少し変。マシントラブルのようだ。高木は服部の ペースについていけず後退していく。そしてデグナーでスピンし鈴木、シューマッ ハにも抜かれ、チャンピオンへのチャンスが消えしまう。残念。 ・これで楽になった服部。変わって星野が服部を追い上げるが、並ぶところまでは詰 められない。 ・結局そのままチェッカー。服部はいっきにシューマッハとのポイントを詰めウイニ ングランはこぶしを大きく上げて喜んでいた。また、星野も2位に入りチャンピオ ン争いに残った。全体的にはルマンチームの強さが目立ったレースだった。直線、 立ち上がり、コーナーどれをとっても安定して早い。また、中野が2回目のファス テストラップをとっており、童夢のポテンシャルも高いことが証明された。中野は 来年F1に行くためには(スーパーAライセンスのため)ぜひとも最終戦優勝が欲しい ところ。 ・最終戦の富士はチャンピオンのかかったもの同士の、あの直線でのオーバーテイク 合戦が見られそうで、とても楽しみになった。 ・シビックレース最終戦は黒木が西垣内との終盤の大バトルを征して優勝し、見事チ ャンピオンを決めた。最後の周のシケインの2台並んだバトルはすばらしいバトル だった。
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