'97 Formula Nippon 第10戦鈴鹿サーキット(5,864.03m)
1 9 ペドロ デ ラ ロサ SHIONOGI TEAM NOVA ローラT97-51 MF308 2 19 黒澤 琢也 TEAM IMPUL ローラT96-52 MF308 3 20 影山 正彦 TEAM IMPUL ローラT95-50 MF308 4 27 影山 正美 NAVI CONNECTION レイナード97D MF308 5 64 高木 虎ノ介 PIAA NAKAJIMA RACING レイナード97D MF308 6 21 田中 哲也 ビィブライズ アスカ ローラT95-50 MF308 Fastest Lap 影山 正彦(TEAM IMPUL) 1'45.057 on 34/35 Lap
●ドライバーズポイント(ポール,ファステスト,ウィン,完走合計) |TEAM |計| 1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9|10| +====================+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==| 1|ペドロ デ ラ ロサ |82|10|10| 6| 4|10|10| 6|10| 6|10|(4,3,6,10) '97 Champion 2|黒澤 琢也 |28| 6| 6|10| R| R| R| R| R| R| 6|(1,1,1,4) 3|Ｎ.フォンタナ |21| 0| 0| 1| R| 0| 6|10| 4| R| R|(0,1,1,7) 4|光貞 秀俊 |20| 4| 0| 3| 3| R| 4| 4| 0| 2| |(0,0,0,8) 5|影山 正美 |19| 0| 0| 0| 2| 1| 3| 0| 6| 4| 3|(0,1,0,10) 6|高木 虎ノ介 |18| R|NS| 4|10| R| R| 2| R| R| 2|(4,0,1,4) 7|影山 正彦 |16| R| R| 2| 6| 4| R| 0| R| 0| 4|(0,2,0,6) 8|Ｒ.ファーマン |12| R| 3| 0| 1| 6| 0| R| 2| R| 0|(0,0,0,7) 9|金石 勝智 |10| 0| R| R| 0| R| 0| 0| R|10| R|(1,1,1,5) 10|飯田 章 | 7| 1| 4| R| 0| R| 2| 0| 0| R| 0|(0,0,0,7) 10|本山 哲 | 7| 3|NS| R| R| R| R| 1| R| 3| |(0,0,0,3) 12|Ｍ.アピチェラ | 6| | | | 0| 2| 0| 3| R| 1| 0|(0,0,0,6) 13|鈴木 利男 | 5| 0| 2| 0| R| 3| 0| 0| 0| R| 0|(0,0,0,8) 14|脇坂 寿一 | 4| 0| 1| R| R| R| 0| 0| 3|NS| R|(0,0,0,5) 15|山西 康司 | 2| 2| R| 0| R| R| R| R| 0| R| 0|(0,0,0,4) 16|Ｅ.トゥエロ | 1| R| R| 0| 0| R| 1| | | | |(0,0,0,3) 16|田中 哲也 | 1| R| | | | R| 0| 0| R| 0| 1|(0,0,0,4) 16|Ｍ.クルム | 1| R| 0| R| | | | | 1| | 0|(0,0,0,3) 1〜3戦ステラ,8戦ルマン,10戦セルモ |近藤 真彦 | 0| 0|NS| 0| 0| 0| 0| R| 0| 0| R|(0,0,0,8) |川元 篤 | 0| R| 0| 0| 0| 0| R| 0| 0| 0| 0|(0,0,0,8) |山本 勝巳 | 0| 0| R| R| 0| R| 0| R| 0| 0| R|(0,1,0,5) |OSAMU | 0| | | | | | 0| 0| 0| R| 0|(0,0,0,4) |玉中 哲二 | 0| 0| R| 0| 0| R| R| R| R|NS|NQ|(0,0,0,3) |Ｄ.マラガムワ | 0| R| 0| 0| R| 0| | | | | |(0,0,0,3) |戸田 哲史 | 0| | | | 0| R| 0| 0|NQ|NQ| |(0,0,0,3) |田嶋 栄一 | 0| | | | 0| R| 0| R| R| R| 0|(0,0,0,3) |Ｍ.グーセン | 0| R| R| R| R| R| 0| R| 0| R| R|(0,0,0,2) |Ａ.Ｇ.スコット | 0| | | | 0| | R| | | 0| |(0,0,0,2) |Ａ.ポリドリーニ | 0| | | | | | | 0| 0| | R|(0,0,0,2) |柴原 眞介 | 0| | | | | | | | 0| 0| R|(0,0,0,2) |Ｓ.カヴァナ | 0| 0| R| | | | | | | | |(0,0,0,1) |山田 政夫 | 0| R| 0| R| R| R|NQ|NQ|NQ|NS|NQ|(0,0,0,1) |Ｒ.ヴィルタネン | 0| R| R| 0| | | | | | | |(0,0,0,1) |立川 祐路 | 0| | | | | | | | | 0| R|(0,0,0,1) |Ｖ.ソスピリ | 0| | | | | | | | | R| 0|(0,0,0,1) |道上 龍 | 0| | | | | | | | | |NS|(0,0,0,0) |Ｍ.マルティニ | 0| | | R| | | | | | | |(0,0,0,0) ●コンストラクターズポイント |TEAM |計| 1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9|10| +====================+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==+==| 1|SHIONOGI TEAM NOVA |89|11|14| 6| 4|10|12| 6|10| 6|10| 2|TEAM IMPUL |44| 6| 6|12| 6| 4| 0| 0| 0| 0|10| 3|TEAM LEMANS |23| 0| 0| 1| 0| 0| 7|10| 5| 0| 0| 4|PIAA NAKAJIMA RACING|20| 2| 0| 4|10| 0| 0| 2| 0| 0| 2| 4|TEAM CERUMO |20| 4| 0| 3| 3| 0| 4| 4| 0| 2| 0| 6|NAVI CONNECTION |19| 0| 0| 0| 2| 1| 3| 0| 6| 4| 3| 7|FUNAI SUPER AGURI |17| 3| 0| 0| 0| 0| 0| 1| 0|13| 0| 8|TMS |12| 0| 3| 0| 1| 6| 0| 0| 2| 0| 0| 9|オートテックSTELLAR | 6| 0| 0| 0| 0| 2| 0| 3| 0| 1| 0| 10|かもめサービスMIRAI | 5| 0| 2| 0| 0| 3| 0| 0| 0| 0| 0| 11|ANABUKI童夢無限 | 4| 0| 1| 0| 0| 0| 0| 0| 3| 0| 0| 12|ビィブライズ アスカ | 1| 0| | | | 0| 0| 0| 0| 0| 1| ●観戦記 ・雲がまったくなく晴天の鈴鹿サーキット。そんなに暑くも寒くもない絶好の観戦日 和。季節はもう秋だがトレーナ1枚でも十分な気温だった。 ・今回は残念ながら予選は観戦できなかったが、予選タイムシートのトップはペドロ。 鈴鹿を得意とする虎之介がポールを取って、決勝は団子状態という展開を想像して いたのだが、早くも予想を裏切られてしまった。その虎之介は3番手。2位には黒澤 がつく。結局、今年優位だったローラ勢がフロントローを占め、4番手にも影山(兄) のローラがつく。この時点で今回もペドロの逃げ切りかなと考える。そう思わせるほ ど今年のペドロは強かった。もしここで勝てば6勝となり、星野さんに並んで年間最 多勝タイとなるのだ。 ・その他、予選のタイムシートを見て思ったのは、フォンタナが後ろすぎるなぁという こと。どうやら黄旗無視で本来の位置から10番手まで下げられたということだ。F1で のシューマッハやヴィルヌーブのように、最近フラッグ無視を良く耳にするが、この 前の富士でのF3のいたましい事故のようなことが起きないためにも、フラッグは適切 な使い方と正しく守るという必要性を感じた。(自分もカートをやっているモータス ポーツの端くれなので、このことは肝に銘じておこうと思う。) ・あと、残念ながら期待してた服部の出場はなくなったようだ。その替わり、ダントツ の速さで印象に残ってたF3での走り以来、久々にフォーミュラに戻ってきた道上がSU PER AGURIから、今年、運悪くチームを転々とするクルムがCERUMOから出場。その他、 後半出走している、立川などの新人など見所がいろいろある顔ぶれだった。 ・F3のレースでは、伊藤がポールトゥフィニッシュを飾る。今年、予選の速さが光って 注目されるものの、スタートの出遅れが目立ち、なかなか結果に繋がってなかった。 しかし、スタートを無難に決め、あとは安定して走り、余裕の初優勝を決めた。コロ ネルがマカオレースに集中するため出走していなかったのが少々残念だが、来年の優 勝争いの一角を占めることだろう。 ・ピットウォークはかなりのお客さんが参加していた。知っている人はわかると思う が、ピットウォーク待ちの場所から観覧車の先あたりまで長蛇の列をつくっていた。 そして、ピットウォークはいつもにも増して大混雑だった。主だったピットの前は黒 山の人だかりでどうにもならない。ひどかったのは、PIAAのとこで、なんといつもほ とんど出てこない虎之介が、ファンにサインしてくれるために出てきた。ファンはサ インをしてもらおうと押し合い、一部では女性の「痛い」などの悲鳴も聞こえた。そ の混乱のためか、虎之介はすぐにピット裏に戻ってしまった。 ・これを見て思ったのは、明らかにピットウォークの人数が許容オーバしてて、せっか くピットウォークチケットを購入しても、ファンが期待するほどのふれあいを得られ なくなってるなということだ。そして、ファンのほうも、節度が無さ過ぎる。少ない チャンスを得るために、あまりにも自分勝手になりすぎて、チームや他のファンに迷 惑がかかることに気づいていない。このままではピットウォークの人数を制限された りしても仕方がないと思う。ただ、それでフォーミュラニッポンの人気が落ちてしま うのは恐いので、運営の方のアイデアやファンの節度をもって、よりよくドライバや チームとのふれあいを作ってもらいたいと期待する。 ・レースのほうは、スタートに道上がつけないハプニングからスタート。急遽乗ること になったため、予選では体力が追いつかず苦戦してたらしい道上だったが、決勝も結 局トラブルで走れなくなって残念な結果になった。 スタートでトップを奪ったのはペドロ、そして黒澤、影山(兄)と続く。そして虎之介 は、なんと第3戦の美祢を再現するかのようなエンジンストール。その後スタートし て130Rに来たときは、かなり遅れた最後尾を走っていた。他にスタートが良かったの がナビコネクション勢。それと前回優勝の金石。 ・ペドロは序盤、黒澤との差を少しずつ広げていく。かろうじて影山(兄)がついてい くが、4位以降はそのハイペースに完全に離されていく。しかし山本と金石、ファー マンと脇坂のバトルは接近戦で見ごたえがあった。途中、金石がコースアウトしたの が残念だったが、その後、後方から上がってきたクルムが山本、脇坂とのバトルに加 わり、さらに5番手争いが白熱する。また後方では山西、グーセン、鈴木のバトルなど が注目された。しかしグーセンは130Rでコースアウトタイアバリアに激しく激突、リ タイアしてしまう。 ・後方では、フォンタナ、虎之介がすさまじい追い上げを見せる。10周程度でフォンタ ナは10位、虎之介は16位まで上げてくる。130Rで前者にピタリと付き、シケインで仕 掛ける走りでどんどん順位を上げる。しかし、フォンタナは130R脱出直後の立ち上が りでスピン。ホイルナットのゆるみが原因のようだったが後続車が巻き込まれなくて よかった。フォンタナはかなり落ち込んだ様子で、自分の左フロントタイアと、目の 前を通過するマシンを土手に座って見ていた。 ・一方、トップは少しづつ黒澤を引き離すペドロ。さらに黒澤にとって不運だったの は、マシントラブルでピットイン後出てきた飯田が間に入ってしまったこと。ペドロ と近いタイムで走る飯田をなかなか抜くことができない。差が大きく広がっていく。 ・見ごたえあるバトルをしていた山本と脇坂だが、27周目、130Rで脇坂がピタリと後ろ につきシケインで仕掛ける。しかし接触し脇坂はリタイア。いい走りをしていただけ にお互いにとって残念な結果となった。 ・虎之介はこの時点で7位。そして、田中をかわし、トラブルでスローダウンのクルムを かわして5位でゴールした。結局トップ、2位、3位、4位とある程度の開きのままゴー ル。年間ランキングはペドロ、黒澤、フォンタナとなった。 ・最後は年間ランキング表彰。そして閉会式が行われた。閉会式ではドライバ、チーム の人がサイン入りTシャツを投げ込んでくれた。残念ながらこちらには飛んでこなか ったが目の前の人が段差のある席から激しく転げ落ちてたが、あの人は大丈夫だった のかなぁ? 金網に引っ掛かっていたTシャツをみんなが帰った後でもらってた人は賢 こかったですね。 ペドロは嬉しかったのか、イベントが終わったあとも、奥さんとファンのほうに戻っ てきて最後には帽子を投げ込んでいた。 でも、正直なところ、結構待った割にはあまりインタビューが聞けなかったのは少々 残念だったです。 ・番外。終わった後、サーキットのメインゲートからリストヴィルタネンが普通の格好 で歩いて帰っていた。途中、女性に見つけられて一緒に写真とかを取ってたけど、い つもああやって帰ってるのかな?
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