●機種
MINOLTA DimageV
●特徴
- レンズが外れる。
- 2.7倍ズーム。(調整はアナログ)
- スマートメディアが使える。
- フラッシュ付き。
- 35万画素640x480。
- 250g
●長所
- ズーム。近接撮影ができるので撮影の構図に幅が出る。
- スマートメディアなので足りなくなったらすぐに買い足せる(安い。特に5V電源の2Mbytesは2枚組で4,000円弱。安いところでは2枚で3,200円:1997/08現在)。フラッシュパスというフロッピードライブにさして読めるアダプタも発売予定。(1997/10予定らしい)
- レンズが外れるので人の垣根の上から取れたりする。カメラ本体が入らないようなところでも撮影できる。(ただし照明が必要。暗い or 蛍光燈の光じゃ画質がかなり悪い。)
- 将来、レンズが自由に交換できるかもしれない。(希望^^;)
●短所
- レンズカバーがなくてむき出し。つい触ってしまう。
- 液晶を使わずに撮影することができない。(そのため電池の消費が激しい。行楽地を1日うろうろして40枚ほどとって、電源はまめにOFFの状態で電池1回交換。使用者の使い方にもよるので参考にはなりませんが。)
- 画質はめちゃめちゃいいというわけじゃない。
- レンズと本体を外して利用するときに使う線はかさばる。(一緒に携帯するには面倒でコンパクトにならない。)
- 暗いところに弱い。
- 将来はスマートメディア3.3Vになっていくかもしれないので5Vのみは不安。
- ビデオ出力がない。
●デジカメ日記
- 1日目
某コンピュータショップで購入。最初は画質がまあまあ良いという、富士写真フィルムのDS20を買うつもりでいった。が、ショップでDimageVを見てこれに決める。決めてはなんといってもズーム。接続キット込みで69,800円でした。
家に帰ってさっそくACアダプタを使って試し取り。画像もパソコンにも簡単に無事取り込めました。ただし屋内はフラッシュなしだとかなりつらい。
上の写真は屋内で撮影したもの。(フラッシュあり)
上の写真は屋外で撮影したもの。(フラッシュなし)
- 2日目
さっそく屋外で使おうと電池を入れて電源ON!
が、電源入らず。(;_;)
ACアダプタをつなぐとちゃんと電源が入る。新しい電池を買ってきてもダメ。初期不良???
- 3日目
購入店に電話。初期不良かもしれないので着払いで宅急便で送ってくれとのこと。1週間くらいかかるらしい。いきなり使えない状態になってしまって残念。
- 4〜7日目
ただただ待つ。でもやっぱり6日目に気になって購入店に電話してみた。するともう届いており、新品に代えて送ってくれるとのこと。とりあえず迅速&丁寧に対応をしてもらったのはよかったです。
- 8日目
デジカメが購入店から届く。さっそく動作確認。すべてOK。
さっそく外に出て景色や建物や人を撮影する。景色を撮影するときは、アナログで調整できる2.7倍ズームは構図が取り易く便利。それに思っているよりアップにすることができる。
家に帰って撮影したものをパソコンに落とす。ファイン16枚のサムネイルで1〜2分くらい(ただしファインとスタンダードで差はなさそう。枚数のほうが時間には影響する)。データを落とすのはファイン1枚30秒くらい(スタンダードは15秒くらい)。
- 2週間目
とりあえず、昼夜、室内などでいろんなものを撮影する。昼の画質はなかなかよい。またズームは絶対にあったほうがいいなーと思った。景色や動物なんかの撮影は思ったように近づけないことが多いのだ。
倍率なし。
2.7倍ズーム。
しかし暗くなるとまったくだめ。夜ライトアップされたものを撮っても写らない。夕焼けも暗めに写る。夜の野外は近くのものをフラッシュでとるしかなさそうだ。今後、フラッシュなしで撮ったり、露出補正したりして比較してみようと思う。(友人のPowerShotは同じ絵大阪のビル,大阪城でなかなかきれいに撮影できていた。なお、DimageVで撮った下の写真は明るめ,強めになるよう後処理をかけたもの。)
- 3週間目
ビデオ出力なんてあまり使わないだろうなーと思ってたら、意外に使いたいと思うことが多かった。家族や友人と見るときである。実は前述のPowerShotにはついているのだが、これをテレビにつなげて見ると結構盛り上がる。一方、液晶の回し見では見難いし、いまいち盛り上がりにかける。やっぱりついてたほうが良い。ちなみにDimageVはオプションでテレビ出力キットがあるのだが、価格は20,000円弱…このためだけには買わないよなぁ。
あと、レンズを外して使うような使い方は、今のところ普段の撮影ではほとんど使わない。(レンズを固定するストラップがないし、やはりレンズをつなぐコードが持ち運びに不便)。が、便利なのは写真を取り込むとき。照明を当てて影や反射が出にくいような位置から撮影するアングルが可能。適当な照明がない場合は本体フラッシュの前にティッシュなどを貼って撮影するという手も使えます。
- 4週間目
知り合いがFUJICOLORのDS-20とOLYMPUSのC-820Lを持っていたので外観比較(画質はまた今度)。大きさ、重さはみなほぼおなじくらい。
DS-20でいいなと思ったのは液晶の明るさ(露出も?)が底のダイアルで変えられる点。また電池も入れやすそう(DimageVが入れにくいだけか?)。あとはビデオ出力とファインダーがあるのはいいなーと思う。
C-820Lは液晶の画像を見てびっくり。DS-20やDimageVと比べると圧倒的にきれい。また、レンズにカバーがかかるのもGood。
偶然みんなスマートメディアなのでお互いのカメラに入れて再生可能かチェック(DimageV<->DS-20<->C-820Lで)。
DiamgeVで撮った画像とDS-20で撮った画像はどちらも再生可能。ただしスマートメディア1枚だけ表示できないものがありました。原因は不明。一方、C-820Lで記録したものはDS-20では読めませんでした。DiamgeV<->C-820Lは当然できません。
- 5週間目
暗い所での撮影をいくつか試してみた。(夜の室内。蛍光燈)
フラッシュなしで普通に撮影したものと、露出をマイナス5して撮影したものでは当然ながらマイナス5したほうが暗い。しかし、露出を下げたほうが、画面のざらざら感が減る。蛍光燈に近いものを撮影する場合は、わざとマイナス側にして、後から画像ソフトで調整するという手もある。しかし所詮、暗いところには弱めなので、「室内はフラッシュを使う・夕暮れ、ライトアップの景色などはあきらめる」がよさそう。(もし夕暮れ、ライトアップの景色を撮るときはフラッシュOFFにしましょう。光った瞬間に近くのもの以外は逆に暗くなってしまいます)。あと、フラッシュの充電も10数秒はかかってるようなので、連続で押したりしたら2枚目はフラッシュなしになるようです(きちんと充電時間をはかったわけじゃないです。)
自動露光が働いている場合、手動露出でプラス側を押しても赤の矢印が点滅して、露出限界までしか動かない。マニュアルに記載されていないようだったので、故障かと思い、ミノルタのホームページにあるアドレスにメールしたのだが、すぐに(2時間程度)で回答してもらえた。どうやら仕様でそうなっているようです。
- 3ヶ月目
操作にも慣れ、最近はDimageVをいろいろなところに持ち歩いて撮影している。軽い気持ちでいろんな景色を撮るには最適。あとレース観戦のときもズームは便利。
外で撮影する場合は、やっぱりお手軽カメラよりは明るさに注意しておいたほうがいいようだ。時々、撮影画像が明るすぎたり暗すぎたりする。あと、うちの環境ではPCに取り出した画像は、液晶に写っているものより若干暗めに感じるので、そこのところを考慮して撮ったほうがいいようだ。
やはり電池の寿命の短いのでたくさんの空き電池が出てしまう。実際には撮影は難しくても、再生ならば使えるくらい残ってるのだが、中途半端に余った電池がたくさん集まると結構じゃま。
なにかよい使い道はないだろうか?
今度、充電可能な電池を買おうかなと思っています。(アルカリ電池と比べて、どのくらいもつのかが心配)
そういえば、またまた不具合が。ACアダプタが何もしてないのに壊れてしまいました。このACアダプタ5.75V・2.5Aという変わったものなので、一般に置いてあるものを流用するにはちょっと恐い。仕方なく新しいものを買い直した。(3,800円。;_;)
- 4ヶ月目
ううむ。富士からDS-30という製品が出た。このクラスで唯一のズームを持っていた
DimageVの対抗、いや、ほとんどDimageVのスペックを上回っている。
3倍ズーム、オートフォーカス、3.3/5V共用、ビデオ出力、リチウム充電、2inch低温
ポリシリコン液晶モニター。DimageVで勝っている所はアナログズームとレンズが外
せる点くらいか?
MINOLTAさん、はやく高性能な交換レンズを安く供給してくださいませ。
(これで新機種を出されたりしたら悲しいなぁ。。。)
- 7ヶ月目
久々のこのページの更新です。(^^;)
最近、メガピクセルだ低価格だ高機能だとのニュースをうらやましく眺めつつ、がんばってDimageVを使いつづけています。こういった分野の製品のすたれるのの早いこと早いこと。
そこで、富士フィルムが出した(半年以上待たされましたが)フロッピーディスクアダプターを購入しました。この製品は、スマートメディアをフロッピィディスクドライブから読み込めるというアダプタで、デスクトップパソコンユーザにとっては、画像の読み込みがかなり楽になります。最近フラッシュパスに押され気味のスマートメディアですが、これがあればフラッシュパス以上に便利なことに使えるかもしれません。(容量差はどうしようもありませんが)
お値段は秋葉原で9,500円でした。お店の人に他社で書き込んだスマートメディアも使えるのか確認してから購入。いったいどんな機構になってるのか興味津々でした。ドライバは必要か? 電源はどうなってるのか? 読み書き速度は? NTでは使える?
結論から言うと、まずドライバは必要です。Windows95用のドライバがついてきます。このドライバはNTにはインストールできませんでした。
あと、電源はボタン電池を2個使います。電池がどれくらいもつのかわかりませんが、5分ごとに電源OFF機能があるようです。これが起こるとドライブに入れなおしするか起動ソフトで起動する必要があります。もしドライバ要らず、アクセス時WakeUpなどがあればほぼフロッピとして使えたのですが、さすがに無理だったんですかね。
読み書き速度はフロッピよりは速い気がするのですが。実際はFDと同じくらいなんでしょうか?とりあえずさくさく読み書きできます。でも、これでケーブルを後ろから引き回して、ソフトたち上げてとかいった作業から開放されるかと思うとうれしいです。
- 3年目
すごく久々の更新。
2000年11月、ついに愛機がお亡くなりになってしまいました。
きっかけは展示会場で撮影してるとき、落としたことでREC/PLAYボタンがどっか飛んでいってしまったこと。(ごめんよー、痛かったろう)
加えてフラッシュも発効せず。スイッチを代用品を探して、フラッシュのユニット替えたら動きそうなんですが、自分で修理する気合いも入らないし、メーカ修理は高く付きそうですし、残念ながらあきらめます。
思えば、メモ程度の撮影には十分活躍してくれました。たくさんの想い出とともにお別れです。。。
- 2008年10月
結局その後もずっと持ってた。もちろんほとんど使ってませんでしたが。
そして今回、PENTAX K200Dを買うときに買取キャンペーンがあったのでドナドナしました。5,000円になったのでありがたいといえばありがたい。
コンセプトは面白いカメラだったんですけどね。オプションカメラとかライト付きカメラとか出てたらまたちょっと違ってたかも。でも高解像度、高感度、小サイズの流れのなかではやっぱりこのタイプのカメラは生き残れなかったかなぁ。
●参考にさせてもらったリンク